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あなたが目指す農業は

新たに農業を始める場合、最も大切なことは、自分がどのような農業経営をしたいのか明確にすることです。さらに、農業をすることに対する強い意志が必要です。

目指す農業によって、就農までの手順は異なります。
一口に農業といっても、米、野菜、花、果樹など作物を育てる「耕種農業」と、乳牛、肉用牛、豚、鶏など家畜を飼育する「畜産」と多種多様です。
耕種農業であれば、何を作りたいのか、普通の畑かハウス栽培か、生産物はどこに出荷するのか、自分で販路を見つけるのかなどを考えます。その上で、栽培技術を修得し、労働力や経営規模を検討しながら、農地の取得、農業機械・作業場や格納庫など施設の準備、住宅の確保など課題を克服していくこととなります。

将来は独立して農業経営を行いたいが、当面は技術や知識の習得に励みたいという方、あるいは、農業を仕事にしたいが自立経営は望んでいないという方には、農業法人等に就業する手段もあります。就業する場合でも、どのような農業に携わりたいかは考えておかねばなりません。

「花が好きだから」「石川ならお米」など、どんなきっかけでも構いません。将来像をできるだけはっきり描くことが大切です。