独立して自営する(独立就農)
独立して自分で農業を営むには、栽培技術の習得や、労働力・資金・土地などの資本は勿論ですが、就農への熱意や忍耐心、協調性など心構えが大事です。
1. 心構え
- 農業は自然が相手です。
思い掛けない事態が数多く発生することを肝に銘じておきましょう。 - 農作業や経営管理は、なかなか一人でできるものではありません。
労働面のみならず、精神面でも支え合い、理解してくれるパートナーも必要です。 - 日本の農業は水の利用を軸に集落が形成され、水路の開発や補修工事などは住民共同で行ってきました。
地域との信頼関係を築くため、用水路の清掃やあぜ等の草刈り、伝統行事や冠婚葬祭など、自分に直接関係のない行事にも積極的に参加しましょう。
2. 技術
農業の技術を身につけるには、現地の仕事をしながら学ぶ方法、実践的研修教育施設(「いしかわ耕稼塾」等)に入学、先進農家や市町村・JA等の研修施設での研修など、いろいろな方法があります。
3. 資本
- 労働力 就農当初、外部からの雇用は経済的にも難しいと思われます。
自分1人でするか協力者があるか。労働力に見合った栽培計画を立てなければなりません。 - 資 金 自己資金を中心に、余裕ある資金計画を充分に練る必要があります。
栽培品目や方法にもよりますが、全て自己資金で賄えない場合に不足する部分は借りることを検討します。 - 農 地 新しく農業を始めるには、農地が必要です。
農地を買う場合や借りる場合は、農地法等の許可を受けねばなりません。 - 住 宅 農村部は、都市部と違い不動産屋の紹介が難しいことがあります。
空き家情報など市町村へもご相談ください。
就農に対する適性や準備状況等をチェックしてみてください。