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【 農業ブルドーザのご紹介 】

建設機械の農業利用による生産コスト低減
【 農業ブルドーザのご紹介 】

農業ブルドーザを活用した水稲直播栽培技術について 石川県では収益性の高い農業経営の実現と農業人材の育成を目指し、平成25年にコマツと「農業に関する包括連携協定」 を締結し、製造業の生産管理ノウハウを農業に導入するとともに、新たな農業生産・経営管理手法の検討・実証に取り組んでいます。平成26年からは、国の事業を活用し、ブルドーザによる農地の均平化・排水改良などの簡易な農地改良技術を開発するとともに農業ブルドーザによる水稲直播栽培技術を確立しました。 ●農業ブルドーザの活用イメージ 従来の水稲栽培では、育苗のためのビニールハウスに加え、耕起・代かきのためのトラクタ、移植のための田植機など、作業ごとに施設や機械を使い分ける必要があリ、農業経営において機械コストが高いことが大きな課題です。耐久性が高く、アタッチメントが装着可能な農業ブルドーザと、育苗や田植え作業が省略できる水稲直播栽培を組み合わせることにより、耕起から代かき直播までの作業が農業ブルドーザ1台で一貫して行うことが可能となり、大きな生産コストの削減が期待できます。さらに、作業の効率性向上や、収量向上に必要である高精度な均平化や、畦倒しによる大区画化、心土破砕などの排水対策についても、農業ブルドーザに搭載されているICTを活用することで、熟練の技術が無くてもできることから、農業者自らが作物などに応じてほ場を改良することも期待できます。

「新しい農業をひらく」概要編

「新しい農業をひらく」作業マニュアル編

動画版メニュー

  1. 農業ブルドーザの特徴 約2分(外部リンクYouTube)
  2. アタッチメントの取り付け方 約1分(外部リンクYouTube)
  3. 作業上のポイント 約2分(外部リンクYouTube)
  4. 農業ブルドーザによる水稲V溝直播栽培 約4分(外部リンクYouTube)
  5. 均平施工 約4分(外部リンクYouTube)
  6. 水整地 約1分(外部リンクYouTube)
  7. 傾斜均平施工 約2分(外部リンクYouTube)

みなさまの疑問にお答えします Qなぜブルドーザで農作業? Aブルドーザは耐久性が高く、丈夫で長持ちなので修理も少なくて済み、機械コストが抑えられます。また、幅が広い履帯を使っているので、湿田のような厳しい条件化でも作業できます。 Q農作業の他にできることは? A畦倒し、均平化など、簡易な農地改良ができます。建設業者に委託せずに行えるようになリ、新しい営農への展望がひらけます。心土破砕などの排水対策もできます。その他、農閑期には整地や盛土、農道への砂利敷設などが可能で、年間を通じて活用することができます。 Q私たち(農業者)にも使えるの? A農業ブルドーザはICTを用いて、ブレードや後方アタッチメントを自動制御。初心者でも均平化など熟練の技が求められる作業をこなせます。ただし、資格(車両系建設機械運転技能講習)や、農業ブルドーザの運搬・保管に関する準備が必要。県とコマツがノウハウ面をサポートするのでご安心ください!

FAQ

Q:運転技能の講習は何日くらいかかりますか?

A:講習を実施する機関によってカリキュラムが異なりますので、詳しくはコマツ教習所(株)粟津センタにご確認ください。
■問い合わせ先:コマツ教習所(株)粟津センタ/TEL.0761-44-3930

Q:ブルドーザの操作に自信がないのですが、代行してもらえますか?

A:コマツ石川(株)では、代行サービスは現在行っておりません。
ICT機器の操作方法については、製品ご購入やリース・レンタルの際に導入サポートとしてご説明します。
■問い合わせ先:コマツ石川(株)/TEL.076-252-2202

Q:農業ブルドーザやGNSS関連機器のリース・レンタルは可能ですか?

A:リース・レンタルどちらも可能です。
想定される使用頻度や経営規模に合わせてお選び下さい。
■問い合わせ先:コマツ石川(株)/TEL.076-252-2202

Q:ICT制御はどこでも使えますか?

A:基本的にどこでも使えますが、電線の真下や山影、大きな建物の陰で作業する場合や、厚い雲がかかっている日は衛星情報がうまく取得できないことがあります。
利用環境や天候に配慮してご利用下さい。
■問い合わせ先:コマツ粟津工場改革室/TEL.0761-43-4711